たけむらみかバイオリン教室(滋賀県大津市)の竹村です。
毎年夏から秋にかけて、全国各地で子供のためのバイオリンコンクールが開催されています。
しかし今年はコロナの影響で開催が中止になったり、動画での審査になったりと、コンクール業界も「新しい様式」を余儀なくされています。
当バイオリン教室は、コンクールとは無縁の生徒がほとんどです。
「楽しくバイオリンが弾きたい」「将来も趣味として長く続けていきたい」
そんな生徒さんたちです。
でも、中にはとても良く弾ける子や音楽高校や音楽大学に進みたい子もいます。
今年はコロナで学校が休校になり、ずっと家で過ごす時間が長くありました。
「その時間をコンクールに向けて練習する時間にしてみる?」
コンクールに挑戦できそうな生徒さんに声をかけてみました。2人が挑戦することになりました。
1人は、4歳からバイオリンを始めた小学1年生のYちゃん。
(もう一人の高校生の記事はこちら)
例年は東京で開催されているコンクール、今年はコロナのために動画審査になっていました。東京まで行かなくても参加できます。しかも、第一線で活躍されている演奏家の講評もいただけます。
6月から第一次審査の曲を練習し始めました。エックレスのソナタ ト短調 第一楽章と第二楽章を選びました。
おウチでYちゃんが納得するまで、何度も撮影をしたそうです。
1ヶ月後に結果が届き、第一次審査を通過、第二次審査に進めることになりました。
第二次審査の曲は、ダンクラのベルリーニの主題によるエアバリエにしました。ちょっと難しくてめげそうになっていましたが、コンクールという目標ができたので、それはそれは一生懸命に練習しました。
9月の第二次審査の結果、最高の「優秀賞」という賞をいただく事ができました。
審査員の先生方からもお褒めの講評をいただきました。
「コロナでおウチ時間がたっぷりあったおかげで、3ヶ月間、コンクールという目標に向かってじっくりバイオリンと向きあえ、自分で練習方法も考えるようになり、親の目から見てもこんなに成長するとは思っていませんでした。」
「家族みんなでコンクールに向けて挑戦できたこと、特に、普段忙しいパパも、同じ目標に向かって一緒に頑張れた事、そしてそれが良い結果に繋がった事は、家族の宝物になりました。」
とお母さま。
側にいたYちゃんも、本当に誇らしげな顔で聞いていました。
この夏のコンクールに挑戦した事で、その後の成長に大きく影響しています。
もっと上手にバイオリンを弾くために足りないテクニック、という事も理解できたので、そのために努力もしています。
新しい曲を与えると次のレッスンには譜読みが全部できています。
目標に向かって頑張ることで大きな結果を得る喜びを感じた夏。
大きな成長を側で見られる事はとても嬉しい事です。
(もう一人のコンクールに挑戦した高校生の記事はこちら)
当バイオリン教室では、できる限りの感染防止対策をしながら、普段通りレッスンをしています。
滋賀県大津市内でバイオリン教室をお探しの方は、ぜひ一度、体験レッスンにお越しください♪
お申し込みをお待ちしております。