たけむらみかバイオリン教室(滋賀県大津市)の竹村です。
外出自粛が開けて学校が再開してすぐ、滋賀県大津市の小学4年生のTくんからお問い合わせいただきました。
なんとこのTくん、学校の担任の先生がバイオリンを弾く姿を見て、自分もバイオリンを弾けるようになりたい!と思ったそうです。
体験レッスンでは、お父様とお母様も一緒に来られました。
ご両親は中国の方ですが、日本語は堪能です。
お父様のお仕事の関係で、ブラジルに住んでおられたそうで、Tくんは中国語、ポルトガル語、英語、日本語ができるそうです。
すごい!
バイオリンはお持ちではなかったので、1/2の楽器を用意していました。
「じゃあ、早速バイオリンを構えてみよう」
と言って立ち方と持ち方を指導していきます。
口数は少ないTくんですが、落ちついていて理解力もあります。
ちょっと緊張しているのか、弓を持つ手が力んでしまってうまく持つことができません。
でも、今日は体験レッスンなので、持ち方よりも、とりあえず私が手を添えて音を出していきます。
しばらく手を添えて音を出していましたが、
そっと離すと、1人で音を出すことができました。
息をこらえて見ていたご両親も、
「わぁ、音が出た!」
とフッと緊張が溶けたようです。
するとTくんも、ようやく笑顔になりました。
「バイオリン、習ってみる?」
と尋ねると、来た時から決めていたのか、迷いなく、
「うん。」
と力強く首を縦に振ってくれました。
その場で、来週からのレッスンをお約束しました。
楽器のサイズもピッタリでしたので、このままレンタルされることになりました。
近い将来、担任の先生と一緒にバイオリンが弾ける日がやってくるでしょう。
楽しみです。