たけむらみかバイオリン教室(滋賀県大津市)の竹村です。
スプリングコンサート2021 (於:びわ湖ホール リハーサル室 3月28日(日))を無事に終えることができました。
新型コロナウィルスの影響で、昨年3月のコンサートはやむなく中止、1年間待ちに待ったコンサートでした。
今回の参加者19名
初舞台は、3人のおチビちゃんと小学生が2人いました。
男の子は凛々しいスーツ姿、女の子は華やかな衣装でドレスアップ。
ホールは非日常な空間で、どの生徒もやや緊張の面持ちです。
今回は、会場を自分たちでセッティングしないといけなかったので、
事前に保護者の皆様にお手伝いをお願いしていました。
椅子と机を並べ、記念品に名前を書き、ステージにお花を並べ、マイクチェック…皆さん、テキパキと動いてくださり、あっという間に素晴らしい会場に変身しました。
本当にありがとうございました。
その間、生徒たちのウォーミングアップがあちこちで始まり、雰囲気もテンションも一気に上がります。
1人1人のソロが始まり、ステージ袖から送り出しながら、普段、なかなか練習がはかどらなかったり、毎回のレッスンで同じところを何度注意してもできなかったりしている生徒が、ステージでは堂々と演奏しているのを見ると胸が熱くなります。
今回初舞台で最年少の年少さんSくん、年中さんRちゃん、年長さんRちゃんが、小学生のお兄さんお姉さんと一緒にアンサンブル曲、キラキラ星とぶんぶんぶんを生き生きと誇らしげに演奏してくれた事も嬉しかったです。
当教室では、ソロだけではなく、アンサンブルも大切にしています。
年齢の差は関係なく、自分の旋律、相手の旋律、いろんなパートを聴き合って、全員気持ちを一つにして曲を仕上げる素晴らしさを感じて欲しいと思っています。
発表会のベテラン組、中学生から大学生の生徒は、弾きたかった憧れの曲を演奏した生徒、10分にも及ぶ曲に挑戦した生徒、1年間お休みしているが今回の発表会に出演してくれた生徒…など、積極的に関わってくれるようになり成長を感じました。
プログラムの最後には、これまた意欲的な大人の生徒さんがピアニストを連れてきてくれて、ブラームスのピアノトリオを披露、重厚な雰囲気でコンサートを締めくくることができました。
昨年はコロナウィルスに脅かされ翻弄され、私たちの生活も一変してしまいました。
子供たちは、楽しみにしていた学校行事や地域のイベントなどがことごとく中止になり、我慢…我慢の1年でした。
楽しみのほとんどを奪われて心が疲れてしまった子供たちですが、
バイオリンレッスンに来てくれる生徒たちを見ていると、バイオリンを弾くことで、知らず知らずのうちに疲弊した心を回復させているように思えます。
私も生徒自身も音楽から元気をもらい、このような状況下において改めて音楽の力を感じています。
また来年、ひと回り成長した皆んなの演奏を楽しみにしたいと思います。
参加した生徒さん、保護者の方の感想
社会人女性「発表会ではデュオやトリオの機会をいただき、光栄でした。ありがとうございました。
素敵な記念品もありがとうございます。かわいらしいヴァイオリンや音符の形のクッキーでとてもお洒落ですね。今回の発表会では、これまで室内楽を先生やプロの方からきちんと教わる機会が無かったので、大変勉強になりました。ホールの響きも良く、楽しく演奏できました。」
社会人女性「本当にありがとうございました。あのような場を運営しきるのは、見かけより何百倍も大変なことと存じます。当日はもちろんのこと、前から並ならぬお手間をかけてくださったのだと思います。
大変なご尽力に深く御礼申し上げます。社会人として、発表会などで自分の成果を発表したり、人と繋がれたりするような場の貴重さを痛感しています。子供の時はそのような場はたくさんありますが、大人になってしまうと本当に貴重かと思います。多くの方が今日のようなかけがえのない機会を竹村先生から与えられ、これからも良き場が続くのだと存じます。音楽的なことについてですが、個人的にこんなに伸び代が認められた発表会は初めてでした。右手の使い方、音程の取り方など基礎的な部分について、自分のスタイルが出来上がっていなかったことを痛感しました。これが先生のお力なのだと感じました。小さい頃から竹村先生に教わりたかったと思いました。」
年中女の子お母様「発表会ありがとうございました。私も娘もバイオリンの発表会は初めてでいろいろ勉強になり、出演できて良かったなと思いました。娘は、前日のリハーサルで、お兄さんお姉さんのアンサンブルを聴いてとても琴線にふれたらしく、家に帰ってからも、♪ティりり、りりりリィー♪と、フレーズが耳に残っていたようでよく歌っています。重奏の響きなど、オーケストラみたいだったー、きれいだった~、次はあれが弾きたい!と言っていました。」
年長女の子お母様「ありがとうございました。ピアノ伴奏での発表会は初めてで、参加出来て良かったと思います。レッスンしていただき、聴きやすく綺麗になったと感じました。また他の方々もそれぞれにがんばっておられる様子も見て取れました。」
年少男の子お母様「素敵な発表会をありがとうございました。息子は、1ヶ月弱できらきら星左手付きをよく頑張ったと思います。本人も「楽しかった!」「上手に弾けた!」と夜までおかしなテンションでした。
発表会終了後も「らららららっら みみみみみっみ♪」と口ずさんでご機嫌でした。」
小学1年生女の子お母様「発表会、ありがとうございました。このような難しい状況の中、貴重な場を作っていただけたこと、心より感謝申し上げます。一年ぶりに生演奏を聴く機会でしたし、発表して拍手をいただける場所でした。普段は他の方のレッスンの様子を見ることがほとんどないので、同じようにがんばっている仲間がたくさんいることを知れたことも、娘には励みになったようです。
アンサンブルで同じ楽譜を見ていたお友達と仲良くなれたようで、一緒に写真も撮らせてもらいました。こういうことも、音楽の楽しみのひとつですね。」
ほかの生徒さんの演奏には心動かされっぱなしでした。とくにラストのブラームスのピアノトリオは最高でした…!! あこがれてしまいました。小さな生徒さんのかわいらしい演奏に微笑みがこぼれたり、同世代の生徒さんの演奏に刺激を受けたり、バイオリンって素敵な楽器だなと改めて思いました。
このような機会をいただいて、本当にありがとうございました。練習頑張ってもっと上手くなりたいです!!」
中学2年生男の子お母様「発表会は本当に楽しかったです。皆が待ち望んでいたんだなあと…感じた発表会でした。ぶんぶんぶん、楽しかったです。明るく春の訪れを感じました皆さん、イキイキと自分の音で演奏をされてて先生のご指導の凄さを感じました。おチビちゃん達の演奏は笑顔になります。
また、お馴染みの方もおられ、今まで積み上げできたことを無駄にされずバイオリンを楽しまれてて羨ましく思いました。時間もなく大変だと思います。息子もこのように続けて欲しいと思いました。
最後の三重奏も本格的な演奏会のように聴かせていただきました。趣味の方から本格的な方まで年代幅も広くてそれぞれ違う感じ方で楽しめました。
また、このような中開催していただけた事に感謝です。ありがとうございました。」
小学6年生女の子「発表会では、本当にありがとうございました。 コンチェルトですが、以前一度暗譜をして、難しく次の曲に移ってしまいました。ですが、今回の発表会でコンチェルトに再挑戦し、強弱を工夫したり、テクニックに気をつけたりと、しっかり曲を自分のものにできたので、とても嬉しかったです。
曲の練習をしているとき、先生が「曲を一つの物語のように思って弾く」と言われていました。そう思うと、曲に感情が込めやすく、曲が自分のものになりやすいように感じました。その言葉を意識して弾けたから、一回目では出来なかった曲もしっかりと弾けたのだと思います。中学生になってもバイオリンは続けていきます。」