小学5年生の女の子、身体も大きくなり、そろそろ4/4 のフルサイズの楽器にしよう!ということになり、楽器購入に行ってきました。

今回は、私がとても信頼している楽器屋さんで、これまで何人もの生徒の楽器購入でお世話になっている方のところで、生徒の予算にあう8挺のバイオリンを用意していただきました。

バイオリンはしょっちゅう買い替えられるものではないので、増してや、お楽しみでレッスンにきている生徒さんにとっては、フルサイズに買い替える時くらいしかたくさんのバイオリンを弾き比べることができません。

楽器を持った感触、直感的に合うか合わないか、自分の好きな音色かどうかや楽器の色の好みなど、
1つ2つの楽器だけではなかなかわかり辛いですが、今回8挺用意してくださったおかげで、

「バイオリンって一つとして同じものがないのですね」

と目を輝かせて言ってくれました。

一つずつ、丁寧に弾いてみて、ちょっと違うかな?という直感的なものを排除していき、
残ったものを再度弾き比べ、時には私も弾いて、生徒に客観的に音を聴いてもらったりしながら、2時間くらいかけて最終的に気に入ったチェコの楽器を購入しました。

今回はたまたまお気に入りが見つかりましたが、
時々、好みにあわないもの、購入に至る決心ができない時などもあります。
そういう時にはまた改めて、時には数ヶ月から数年かけて探す場合もあります。
高い買い物になりますから慎重にならざるを得ません。

ご家族も、

「本当に我が子が弾いているのか⁉︎と錯覚するほどに良い音で、急に上手になったように聴こえます!」

と大変喜んでいらっしゃいます。

楽器購入に際しては、よほどのことがない限り私も同行して、長年楽器を見てきた直感を信じて、私も楽器を弾いて選ぶようにしています。

今回も良い楽器に巡り合えて、そして生徒本人だけでなく、ご家族みんなが喜んでくださったことを嬉しく思いました。

 

フルサイズ(4/4)のバイオリンの購入にあたり「自分の場合はどんな楽器を選べば良いか?」という判断については、こちらの記事を参考になさってください。↓

フルサイズ(4/4)のバイオリン購入について